「えー、伊藤愛桜さんだね?陸上部顧問の冨田です。よろしく!」

わぉ!

こんなフレンドリーな先生で、良かった!!

『伊藤愛桜です!!よろしくお願いします!』

「いやー、福田の扱いで困ってたんだよ、、伊藤が来てくれて有難い!」

おい、、

悠貴、お前はどれだけの人に迷惑を掛けてるんだよ!

『いぇ、、悠貴、いえ、福田くんはなにか問題でも起こしたんですか?』

「いや、、問題というよりは、誰のいうことも聞かなくてね。で、練習は自己流。誰も手につけられないんだよ、、」

ははっ

成程ね、、

無駄に意地っ張りだから

だったら、もっと強い学校に行けば良かったじゃん!

『悠貴は、中学の先生のメニューが好きで、、多分、その癖が抜けないんだと思います』

「そうか、、ありがとうな。じゃあ、今日の午後、4時頃にグランドで待っている」

『はい。失礼しました』

ふぅ、、

なにも思い出しませんように

また、みんなと笑えますように

神様

お願いです

もう、私には無理です

これ以上辛い試練を与えないでください