ケータイ小説 野いちご

過去と向き合うという事

再会

-将(しょう)と同棲を始めて半年程が経った日。

「なんか最近、体調が悪いんだよね」

あたしは将を見た。

「つわりっすか?(笑)」

「またまた~!
すぐにそういう話に持ってくんだからぁ」

「俺は赤ちゃん欲しいんですけどね」

そう言って、将は後ろからあたしを抱きしめる。
それをやんわりと跳ね除け、

「まだ早いよ~。
でもホント病院行かなきゃまずいな…」

少し真面目な顔をする。

「じゃあさ、藤波(ふじなみ)病院に行ったらどうです?
あそこ、先生も看護師も親切で優しいですよ」

「じゃあ、早速今日、行ってみる」

「そうして下さいよ~。
俺も心配ですから」

将がソッと髪の毛を撫でてくれる。

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