その2年後__




私達は今も製作部で働いている。



まだ付き合っていることをバラしてはいないが多分もう気付かれている。



しかし、私たちはそういうことを気にしない事にした。




結婚したら退職するつもりだから、後もうちょっとだけだとはおもっている。



「今日、出かけない?」



天からLINEが届いた。



今日は何も予定がないはずだ。



そういえば今日は私の誕生日だ。



何かサプライズで祝ってくれるのかな?



「うん!いいよ!」



「オッケー。迎えに行くから待ってて。」




「ありがとう。」



最近は2人で出かけることも増えた。




すぐにインターホンが鳴った。



天が来たのだ。




「はーい。ちょっと待ってて。
お待たせ。行こうか!」



「うん。」



「今日はどこ行くの?」



今日は2人で近くの遊園地に行き、その後、レストランに行った。




その半年後__



私たちは今日、結婚式を挙げた。




そう、私たちは今日結婚したのだ。



これで私は、稲村羽奏から樋口羽奏になったのだ。



私の誕生日のあの日、レストランに行った後私は天に告白され、婚約したのだ。



そしてその後、娘が生まれて私達は3人家族となった。今私達はとても幸せだ。