………………………。

歩きだしてから30分。

ずーっと歩いてる。

「なぁ、まだ?」

?「あともう少しだ。我慢しろ。」

「げっ。まだあんの。」

あー。疲れた。こんなんだったらついてこなきゃよかった。

あ、そういえば、こいつの名前なんていうんだろ。

そっと横を向くが、顔はよく見えない。

「そーいやさ、お前の名前なんて言うの?」

一「………斎藤一。」

「そっか。斎藤一な。俺は一条神楽。」

一「神楽……か、いい名前だな。」

「ん。あんがと。」

顔を前に向け、歩いていると、建物が見えて来た。

「おっ!あれが、屯所?」

一「あぁ、そうだ。」

「そーいや、なんの屯所なの?」

一「………新選組。」