「たらいまぁ〜」

―――お母さんが帰ってきた。

「もう子供は寝てるから静かにね〜」

―――また違う男の人を連れてる。

「子供さえいなければ自由に遊べるのになぁ〜」

―――じゃあなんで産んだのよ

これが私の家ではいつもの光景。
母子家庭でお母さんはいつも違う男を連れてる
いやだ、いやだ。でもそんなの私には言う権利がない。だって私が産まれちゃったからお母さんはこんな生活になっちゃったの。わたしのせい、だから我慢しないといけないの

だれか、1人でいいの。私を愛して。愛してるって言って…
ただそれだけなのに…