「まさかクラス一緒になるなんてなー」 …三浦がちがうクラスなら良かったのに 「だよねー」 頭の中では三浦と花華のことで頭がいっぱいなくせに、 それなのに表面のわたしは笑顔で同調する もっと素直な女の子ならまたちがったのかな、 「…桃原」 「ん?」 「まだ奏が好き?」 「え?」 「もう諦めてるよ?」 「…じゃあなんでそんな泣きそうな顔してんだよ」 え? わたしうまく笑えてるはず、 「まさか、してないよ?」