side愛咲


午後まで病院内で過ごして、病室に戻って昼食を食べたらすぐに潤が来てくれた。


「先生たちは検査室で待ってるから俺が連れて行くな。」


そういうと潤は車椅子を押してくれた。


「不安?」


「少しは…。」


「大丈夫だよ。蓮先生も彼方先生も優しい先生だから。俺が保証する。」


「彼方先生?」