ケータイ小説 野いちご

【短】キミに好きになってもらう10の方法

10の方法
9つめ。






あの、押してダメなら引いてみろ事件から数日たった。


あれから、光希くんには結局また会いに行っている。

旧図書室に。




「ねぇ光希くん」


「なんですか」


「笑顔な女の子ってどう思う?」




私的に、キミに好きになってもらう方法【その9】は
笑顔でいることだ。




「笑ってるのはいいことデスネー」



棒読みだからそう思ってるのかわからない。


まぁ読書の邪魔をしてるのは私なんだけど。




「じゃあ笑顔でいようかな」

「センパイってほんとチョロいですね」

「私は光希くんが言うなら悲しくても笑ってるよ」




そう言うと、光希くんは読んでいた本を閉じた。




「俺、センパイには素でいてほしいですね

コロコロ表情変わるセンパイが、好きです」





今の笑顔は反則です。








キミに好きになってもらう方法【その9】は、




常に笑顔じゃなくて、素直でいることみたいだ。







ってあれ、今……!?







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