ケータイ小説 野いちご

キミが私を嫌いなワケ

第1章 正反対なキミと先輩
♯5 デート(?)で知る意外な一面

♯5




「た、ちばなくん……?」



「あ?なんだよ?」



「えーっと、あの…………プレゼントは?」



橘くんは、私の問いかけを聞こえながらもスルーした。



えー……?

なんでこんなことになっているの……?



――今日は土曜日。


橘くんの幼なじみさんへのプレゼント選びの付き合い。



一瞬、デート、なんてワードが頭をよぎったりもしたけれど、これは多分違う。


デートは、お互い好き同士がするものだ。

……と思う。



でも、男の子と2人で学校以外のどこかに出かけるのが初めての私にとっては、やはり意識をしてしまう。



一応咲菜ちゃんには相談してみた。


咲菜ちゃんは、「間違いなくデートに誘われたね!」となぜか大喜びだった。


それどころか、「やるじゃん、橘」と橘くんを褒めたりもしていて。



よくわからない咲菜ちゃんに言われるがままに、服装やメイクやヘアアレンジをしてみた。



そしたら、橘くんは結構驚いていた。


似合わなかったのかな……と心配しちゃう。



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