ケータイ小説 野いちご

すれ違った鍵の音……

出会いの音

 
 彼は……

 スラーッと背が高く、スーツの裾を少し捲るように、ズボンのポケットに片手を突っ込み、コーヒーを手に窓際で外に顔を向け立っていた……


 何処を見ているのか? 



 窓から入る風に少し揺れた前髪から見える目は切れ長で、バランスの良い顔立ちを引き立たせている……



 私は、ほんのわずかの間だが、彼を見つめてしまった……



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