あの一件いらい、
私はまったくしゃべっていない。
相変わらず、
私とおにぃちゃんの会話は、
ペンと紙だ。
私も声を出そうとはしているが、
まったくでないのだ。
もう、二人の前でしゃべるのは、
怖くないはずなのに...