「響!!クロ!!ただいまぁ~」



「お帰りなさい」



「今日も可愛いね」



私はあれから勝に人生始めての告白をされ、付き合いだした。



そして、今では一緒に暮らしている。



勝の隣でいる事を恥じない自分でいたくて、お洒落にも努力を重ねた。



背伸びするわけじゃなく、自分に合ったお洒落を……



そんな私をいつも可愛いって褒めてくれる勝の言葉には未だに照れてしまうけど……



私は勝のお陰で自分の殻から脱出できた。



「今日の夕食は?響のご飯は本当においしいからな。なっ、クロ」



「食べる前に手洗ってね」



「はーい」