風呂から上がりご飯の呼び掛けが入り

時とともに部屋のある2階から
共有スペース(リビング)のある1階へ降りる

すると…
「「うわぁ!姉ちゃん本当に新しい人だよ!」」
「ハイハイ。落ち着いて。碧海、碧空。」
と騒がしい会話が私と時を出迎える。

そして姉ちゃんと呼ばれた女性が自己紹介をしてくれた。

「あっ…えっとね、私はここのサブオーナー。桜城海空(サクラギミソラ)です。そこの双子の姉です。18歳です。八房とは友達です。もちろん瑞華ともね。ほら、碧海、碧空。自己紹介」
そう言って海空は双子の頭をなでなでしている。

「「はーい」」
「ほらお兄ちゃん!」
「えっ…そこは碧海からだろ」
「お兄ちゃーん!!!」

「分かったよ!えーっと俺は桜城碧空(サクラギリク)。この可愛い妹と綺麗な姉ちゃんを持つ素晴らしい男だ!14歳です!」
そう言うと碧空はドヤ顔をしている
その横では顔を真っ赤にした海空と妹が
「何も出てこないんだから!!!」
と大きい声を出した。そこでやっと妹の自己紹介になる

「えっとね!私は桜城碧海(サクラギリミ)!3人姉兄の末っ子!双子だから同じ14歳でふ!!噛んじゃった…です!」

妹ができたと喜んでいると

「ご飯冷めちゃう!食べよ〜!」
と元気のいい声で瑞華が呼びかける

みんなで椅子についたところで八房が
「それでは」
と言うと全員手をパンッ!と合わせ

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

という声で一斉にご飯に箸を伸ばす。

こんなに美味しいご飯は久々でいつもより美味しく感じられた。

スープはダシが効いていてとても濃厚だった。
チキンも出たがやはりとても美味しかった。
デザートには、海空が作ったと言う、シホォンケーキが出た。すべて不味いものなどなく、美味しく完食した。

「あー!!相変わらず うっっめーーー!」
とくったくったと言うように碧空がいった
「そうだね。やはりさすがと言うべきかな?」
それに続き八房もそういい
「そうですね!とっっても美味しかったです!!」
と時。
私も言うべきか?

「予想以上の美味しさだった。やはり外で食うものとは全然違うな。」
「…」
嘘だろ…マジか…反応なしか。

恥ずかしい。

「ふっ…くっ…あはは」
と堪えられなかったかのように瑞華が笑い出す。すると周りもつられて笑いだし、
結局最後は全員で、大笑いした。

「は…はぁ笑い疲れな。久々だねこんなに笑ったの。」
八房が呟くように言うと
「そうね八房。最近大変だったもの。」
と海空が返す。平和な会話だな。
「リラさん!時くん!ありがとう!」
と大きな声で瑞華が話しかけてくる。

私と時は目を合わせ。
考えていることが同じことを確認し、
二人で合わせて
「「どういたしまして。そしてよろしく!」」
と言った。

やっぱり考えてる事。同じだったな。