ケータイ小説 野いちご

零度の華 Ⅰ


不協和音~崩れ壊れる~


「おい、狼(ロウ)ついたぞ。準備しろ」



いつの間にか車に揺られて眠っていたらしい


スッキリしない目覚めに嫌気が差しながら車を降りた


雲雀にサングラスと帽子を借り、顔が分からぬようにし髪を束ねる


そして、帽子の中におさめる



零(ゼロ)が女だという事実がバレるのは避けたい




ウィッグを外せば、女だということを悟られる心配はないが、本当の色を見られるのは嫌だ


独特な色は目立つ、普段から派手な色をしているが明るい色のウィッグは持っていないのでつけたことがない




確実に怪しまれてしまう



ボスである雲雀の部屋に入ると、既に燕(スワロー)がソファーに座っていた



ボスが帰ってきて立ち上がる燕(スワロー)は会った当初とは、雰囲気が変わっている



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