その日の放課後、今私は…

ドキドキしながら実行委員会議が始まるのを待ってます!



LHRで先生に
「一応聞いておくが女子で実行委員やりたいやつ挙手しろ〜」
と、私の目を見て言われたので、
それはもうピーーーンと手を伸ばしました!!



他に人がいなかったから私にすんなり決定。



男子はクラスのバスケ部の男の子になった。
彼は…確か、佐久間くんは嫌々実行委員になったんだ。



「…めんどくさ」



ボソッと隣で呟かないでよ!



「実は楽しいかも…?」



「なわけねーだろ、絶対めんどくせえって…。
つーか、よく立候補したな。
一ノ瀬先輩の影響なんだろうけど…
お前もよく頑張るよな」



「それは8割!」



十分高ぇよという佐久間くんの言葉をスルーして、話を続ける。



「残りの2割は、元々こう言うのが好きなの!」



「実行委員とか?」



「そう!見えないところで支えてる…
ってなんかカッコいいと思わない?」



「虚しくねえ?」



「全く!だって、見てくれてる人は
しっかりとみてくれてるし、何よりも…
みんなが楽しそうなの見ると、
頑張ってよかったなあってなるから!」



「うん、菜奈ちゃんらしいね。
菜奈ちゃんみたいな子が実行委員やってくれると、俺も嬉しいよ」



…ん、あれ?



佐久間くん、喋ってないよね…?



この声は…もしかして、



ゆっくり後ろを振り返ると、
案の定、王子様スマイルの一ノ瀬先輩!!