ケータイ小説 野いちご

永遠に覚めることのない夢


家に帰って、私は、自室の押し入れから木箱を取り出した。

これには、私の想い人の形見が入っているわ。

それは、扇。

昔は、死んだ人のものではなくても形見と言うのですよ。

あら、何故かしら。
これを見ていると、自然と笑ってしまうのよ。

くすくす。
いつものことですけど。

これだけは、無くしては行けないのですわ。
わざわざ、転生後にまで持参したんですもの。

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