気づくと土曜日の昼になっていた。重い目をこすりながら冷蔵庫を開けた。


冷蔵庫は空っぽ。置いてあるのはお金だけだ。

「お母さんいつの間にか、帰ってたんだ。居たなら一声掛けてくれればよかったのに」

置いてあるお金に話しかけた。

外には出たくないけどお腹が空いたのでTシャツの上にパーカーを羽織りマスクを付け外に出た。

スポーツドリンクの付いた制服を持ち通り道にあるクリーニング屋さんに出した。


コンビニで麦茶とおにぎりそれとカップラーメンを買った。


「ねぇ、ちょっといい?」

若そうな男性の声がした。