『ルイ君、、今日も人気だなぁ〜』



教室から廊下へと繫がる窓から
顔を出してそうつぶやいた。



『相変わらずね』



机の上に乗ってる私のお尻をペシッと叩くみさりんは
廊下を見ずに片手にはおにぎり。


お昼休憩。


クラスの離れてるルイ君を見れる
至福の時間。


とは限らなく、いつも遠くから見つめるだけ。



あれから、


あの日から何かが変わったわけでもなく


見事にルイ君は普通だった。



朝、一人だったルイ君に


『おはよう!』


と声をかけた一日目。



返ってきたのは



『うるさい』



の一言。