「橋……ん、橋本さん!」
瞼が重い。
誰かの声がする。
目を開けてみる。
「橋本さんが意識戻りました!」
泣いている人もいる。分からなかった。
全ての人が知らない人で
自分が誰なのかも分からなかった。
「未結…。」
未結?
ああ、きっと私の名前なのかな。
私は、橋本 未結なんだ。
その時分かったのは
自分の名前だけ。
そして覚えているのは
小さい頃のあの出来事。
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