3日後…


芹澤法律事務所の方から晧覬宛てに封筒が届いた。


中には契約書、誓約書の二枚が各二枚ずつ入ってた。


そう…


芹澤さんと成瀬さんの正式な書類。


折れ曲がる事なく綺麗にファイルに挟まれ芹澤さん用と成瀬さん用に2個に分かれ大きな封筒で送られて来た。


几帳面だな…


私はその2個のファイルを観て思った。



『瑠璃?これで芹澤と成瀬は正式な瑠璃の弁護士に成ったんだよ!煮るなり焼くなりしてくれていいよ!』


晧覬は笑いながら私に言った。



私が何故?晧覬と一緒に事務所に居るかと言うと…


今日は凌がここへ資料を持って来るのと蒼空が蒼空パパを連れて事務所へ来るからと連絡があり子供達はうちの両親と響そして晧覬のお義母さんに預け朝から晧覬と二人で事務所に出勤した。



煮るなり焼くなりってね…


私が笑うと…



〔瑠璃ちゃん今日は嬉しそうだね?〕


琉偉が部屋に入って来て笑いながら私に言った。


琉偉達にもちゃんと知らせてあったので知らない訳では無かったけど琉偉も凌や蒼空が来るのを楽しみにしてるから晧覬の部屋に来たんだろう…



私は笑いながら琉偉もでしょ?

と聞き返した。