チャイムが鳴って先生が教室に入っていく。
廊下まで聞こえる声。
「静かに。今日は新しい仲間が来ています」
教室がざわつく。
こんな奴です。期待外れでごめんなさい。と思いながら入っていく
「白河拓です。よろしくお願いします」
なぜか怖くなってきた。
「せんせー質問タイムしていい?1限の学活使って」
え、俺のどうでもいい答えのために1時間使うつもり?
裏ではどう思ってるんだろうな。
「いいわよ。その前に欠席確認ね」
「藤崎さんが来てません。」
「藤崎さん最近どうしたんだろう」
っとその藤崎さんは不登校的な人なのかな。
「白河君、藤崎さんいないんだけど隣だからそこ座ってもらえる?」
「わかりました。」
隣がいないって嫌だな。
特に初日だし。
チャイムが鳴ってすぐに皆で話し合いを始める
「白河さんに質問したい人」
手を挙げたのはほぼクラスの全員。
全員で何か仕組んでいるんじゃないかって思うくらいだ。
そしてまたチャイムが鳴り始まった。
ケータイ小説 野いちご
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