ケータイ小説 野いちご

君との距離

3.その距離10cm

俺は家に着くまでずっと考えていた。



仮に未玖さんが俺の隣の席だったらなぜ授業を受けていないんだって話しになるし・・



苗字が一緒なだけだよな。




家についた。



「拓、初日はどうだった?」



お母さんから聞かれる。




「前の学校とは違いすぎてある意味怖かった。あと図書室が神だった。」




「お兄ちゃん、私もう友達できたよ。」




美緒莉が笑顔で言う。



「よかったなー」




「あ、先生が明後日から隣の席の子来るって言ってたわよ。よかったわね。」





あの例の藤崎さん。



明日からではないのか



「うん。」



それからなぜか藤崎さんの事を考えていた。




もし藤崎さんがさっきの藤崎未玖さんなら涙の理由はクラスの事なのか。それでクラスに行きたくないのか。




しかし、図書室に行く目的だけで学校に入るのは不可能だ。




てかなんでこんなに考えてるんだろ。



藤崎さんに話しかけた理由もわからない。





でも徐々に変わってきたのか?



安心感がある。


< 11/ 29 >