ケータイ小説 野いちご

水玉花(ミズタマバナ)の奇跡

プロローグ

「行ってきます」


「いってらっしゃーい!!」


私がいつも言うとお母さんは大声で
返してくれる


大声ではなくても いいではないか
そんな言葉が頭に過る


「まぁ……、いっか」


ローファーの靴音がアスファルトに鳴る
朝の道も、帰り道も

同じ変わらない風景に




飽きてきた 変わらない毎日に
理科の実験である"変わらない"と同じ様に

この世界は、平凡過ぎる

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