ケータイ小説 野いちご

考える人の小話集

優劣


ある人は言った。
障害者だということは健常者より劣っているということなのだ。
だから、障害が認められたということを堂々と口にするべきではない、と。
その人は私のありのままを受け入れようとはしてくれなかった。
その時も、恐らく今も。
そういう人にとっては健康こそが幸せなのだろう。
ただ、本当に障害者は健常者より劣っているということを示すだけの恥ずかしい存在で、肩身狭く生きなければならないのだろうか。
少なくとも私は自分が障害者であると認められ、そして自ら認めて初めて、自分ときちんと向き合うことができた。

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