「・・・・」


少し恐怖に似たものを感じその場でしゃがみこんでしまった。

とりあえず、そのままやり過ごすために目をつぶり時が過ぎるのを待った。

ジーッとしているといきなり肩を掴まれた。


「きゃあ!」

「わっ!びっくりした・・・・どうかしたんですか?」


聞きなれた声がしたので後ろを向くと蘭兄さんだった。


「蘭兄さん!おかえり!!なんでもないよ」

「のわりには顔色が悪いですね」


玄関の方を見ると他の6人が心配そうにこちらを見ていた。
代表で兄さんが様子を見に来たみたいだ。