今日は、睦月君と卯月。
そして拓馬君と拓馬君のママ。

茉莉華ちゃん。

茉莉華ちゃんのママは、仕事のために
私が預りショッピングモールに訪れた。

今日は、ショッピングモールに子供用の
アスレチックが出来たらしい。

そこに行きたいと3人に言われたので
拓馬君のママと話し合い一緒に行くことにした。

「すげぇ~!!」

拓馬君は、大興奮する。

「ちょっと拓馬!?
勝手に行かないでよ?はぐれちゃうから」

慌てて追いかける拓馬君のママ。

「もーアスレチックごときではしゃぐなんて
拓馬は、お子様ですわね」

呆れたように言う茉莉華ちゃん。

同い年なんだが……と思いつつ苦笑いする。

アスレチックまで来ると確かに
子供達が行きたがるのも分かるほど巨大だった。

小さなボールをびっしりと積んであるプール。
滑り台など遊具も色々備わっていた。

見てるだけで楽しい気分になってしまう。

看板を見ると
小さいお子さんは、親同伴だと書かれていた。

私は、卯月のそばを離れることが出来ないけど
小学生の睦月君なら大丈夫だろう。

マットになっているところに
卯月を抱っこひもからおろして座らせてあげた。

「キャハッ!!」

卯月は、嬉しいのか雄叫びを上げる。
そして近くにあった小さなボールを見つけて
掴むとポイッと投げた。