みんなが夏休みに入って数日。
「だーーーーーーーーーーっ!!」
みんなで幹部室でだらだらしてると利亜が急に声を上げた。
「..........うるさ」
寝ていた葉月が起きる。
「なんだよ、」
海歩も嫌そうな顔で言う。
「........」
柊はいつもみたく目をつむっている。
「みんな!夏だよ!な・つ・や・す・み!!!!」
「.......知ってるよ」
葉月が答える。
「夏っぽいこと何にもしてないじゃん!」
あ.......確かに..........
「海....プール.....花火..........俺ら全然リア充じゃない!」
............りあじゅう?
.............利亜充?
うまいこと言うじゃん。
「リアルに充実ってことね。」
利亜が言う。
もしかしてまた口に出てた?
私は自分の口元を押さえた。
「どっか行こうよ〜」
利亜が1人で騒いでるだけで、みんなはそうでもないみたい。
まぁ私も暑い外に出るよりこの涼しい空間にいた方がいい。