お互い、休みの日は毎回のように愛し合っていた。 お休みの日以外は、寝顔が見れるだけで、話はできなかったから、それが私にとってはご褒美のようなものだった。 話をしたいわけではない。 一緒にいられれば、満足だった。 そんなある日だった。 ベットで腕枕をされながら、 蓮とイチャイチャしている時のこと。 「ねぇ、美愛」 『なに?』 「俺、仕事辞める」 『え、』 突然の相談… いや、相談ではなく、報告だった。