「ー…、好きです。桜良さん。」

これはーーー…なに?

いわゆる、告白?って、やつ?

数秒後、仁人は顔をカアッと赤くした。

「ちょっと…!なんで自分で言っといて

照れてんのよ…!こっちまで

恥ずかしくなるでしょ…!?」

「い、いや…すみません、ぼ、僕、

ちょっと…あ、あれ、何を…!?」

あたふたする仁人を見てあたしはふっと笑う。

「ーっ、桜良さん…?」

あたしはぎゅっと、仁人に抱きついた。

「あたしも…好き。仁人が、好き。」