「なあんだ」 
って顔 
いつもそうだ 

あっと驚く 
そんなイメージ 
全くない 

ああ 
生まれ持ってしての輝きと 
作為的な輝きを合わせ持った 
愛すべき「麗人」が通りを歩く 
チューバッカに似た 
猫背の女 
つまり私が その後ろを歩く 

「なあんだ、ただの宇宙人か」 
まあ そうとも言う 

野望も 欲望も 絶望も 失望も 
カップラーメンにそっくりな 
UFOに乗せて飛ばそう 

ほら 笑ってるよ 
笑って 許しているんだよ 
それとも 
怒る気にもならないっていう 
笑いかな