ファンタジーでは定番とも言え、今さら登場させても新鮮みは皆無の『巨大な木』。

ただ、普通は世界樹とか宇宙樹ってところを何故「菩提樹」にしたのかと言えば・・・・・・今後の展開の都合上とでも言いますか。
世界樹にするにはちと規模が小さいかなーとか、他に世界樹的なモノを登場させる可能性があるかも(?)とか、そんな理由です。実際、「木」はもう一つ出てくる予定だったりしますし。

さて、作中ではああいう使い方をしてしまってるんデスが、菩提樹とリンデンバウムとシナノキって実は全然違う植物なんですよねー。

菩提樹ってのは釈迦がその下で悟りを開いたってゆー植物のコトで、インドボダイジュと呼ばれるクワ科の植物。

日本のボダイジュってのはまた別の植物で、シナノキ科。

一方、リンデンバウムってのはシナノキ科の植物ではあっても、日本のボダイジュとはこれまた全然違う植物。

・・・・・・なんですが、シューベルトの楽曲か何かの中に出てくる「リンデンバウム」を、「菩提樹」って日本語に訳したハイセンスな人がいたんですね。はらしょー♪
まあ、自分はこれを利用させていただいたワケですが。

そしてシナノキというのは、モチロンこれらと全く違う別の植物です。

ヤヤコシイな;;

舞台が異世界である作中では、これら全てを融合させてイデア的な(?)「シナノキ」なる植物として使ってます♪(←おいこら)
この「シナノキ」のイデア、植物の外観としてはインドボダイジュに一番近いイメージです。(実際、近くに植えた株同士が絡まり合って融合したりもするそうなので)
やっぱり菩提樹という言葉から連想するのって、これだよなーと。

うーん、でもこういう突っ込まれそうな設定は、極力避けたほうが良いのかも。