ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

インテリ系少女の恋愛考察【1P】

考察

私は幼い頃から普通の女の子が興味を持つような物や事に興味が無かった。

可愛い物やオシャレに惹かれる事もなく、友達と集まって時間を忘れておしゃべりなんて事もした事はない。

もちろん恋愛にも興味はなかった。

男性が怖いとか男を見下しているとかではなく背景と同じで興味がない。目には入っていても通りすぎた瞬間に忘れる。好きの反対は嫌いではなく無関心だというが、正に私は男性に関心がなかったのだ。

そんな私のはずだったのに今私は恋をしているようだ。

今も同じ教室にいる彼の事が気になって仕方がない。

彼のそばにいたい。彼と話たい。彼に触れられたい。彼に、彼に、彼に……

寝ても覚めても気付けば彼の事ばかり。

いつ、どうしてこんな風になったのか少し考えてみよう。

客観的に見て彼はイケメンではない。運動神経も並のようだし頭のデキも普通だ。性格もグイグイ来る男っぽい感じではなくどちらかといえばお人好しタイプ。大富豪の息子ではないし暴走族でも執事でもないし、もちろんバンパイアとかでもない。

好きになるきっかけも特に無かった。と、思う。あっても思い出せない。

我ながらなぜ彼を好きになったのかよくわからない。

つまり私は彼の容姿でも能力でもない部分を好きになったのだろう。それは何だ?

性格?でも私はクラスメイトという以上には彼と接点はなく、彼の性格を熟知しているとは言えない。私は彼の上っ面の性格を好きになってしまったのだろうか。

いやしかし熟年夫婦でっても秘密はあるだろうし、第一相手の事を百パーセント知る事なんて不可能だろう。だからこの部分は深く考えなくても良いかも知れない。

てゆうか、そもそも恋ってなんだ。

一説によれば恋は遺伝子が命じる脳の錯覚であるという。

ならば私の彼を好きだというのも錯覚なのだろうか?

いや違う。

根拠はないし論理的でもないが心が違うと叫んでいる。

この気持ちに偽りは絶対ない。そうだ、以前読んだ本に書いてあった。『恋とはする物ではなく落ちる物』だと。

恋に憧れも、したいと思いもしていなかった私だったのに、気付けばまっ逆さまに落ちている。

これが恋。

あ、彼がこっちを向いた。

目が合う。

心拍が速まり体温が上がる。

そういえば別の本にはこう書いてあった。
『Don't think! Feel!』
(考えるな!感じろ!)

そうだ私は彼が好きだと感じている。

だから好きでいいんだ。

イエス、フォーリンラブ。


  ーおわりー

読了感謝!   2016.6.19

                 のじ




< 1/ 1 >