『響!もう止めろ!!』

『総長!!』

・・・遠くから、仲間達の声が聞こえた気がした

でも、俺(私)の身体には、心には







届かなかったらしい・・・・・







『アァアアア──!』






その雄叫びのように叫ぶ声の主は、返り血と自分の血を浴びていて

黒髪から覗く真っ赤な瞳を仲間達に向け、そして・・・・・





ニヤリと怪しい笑みを浮かべたのだった





俺(私)は、犯してはいけない“罪”を犯した

だからもう、ココにはいられない

俺はその時から昔の“私”に戻った・・・








もう二度と、あんな事にならないように