人が作った

皮膚から

銀色が覗く











君はアンドロイド



人間じゃない






もうさよならの時間か







君に心はない




悲しいと思うことも
きっとない








泣くのは
私だけ




1人になるのは
私だけ











あぁ
どうして


君は生きていないの




ずっとそばに


居たかったのに





形ある物は


いつかは壊れていく事を


私は誰よりも


知っていたはずなのに









君が心配そうに

私を見るから

まだ

この時間が

続く気がしてならないんだよ






止まらないで


動かないで







一緒に時を過ごしたことさえも

君にはもう
残らなくなるんだね











君の言葉が全て

作られたものであっても


私は

希望を知りました








君の行動が全て

計算されたものであっても


私は

愛する事を知りました












君の心は

きっと私の中で





あぁ

つぎはぎの顔で

笑わないで



心が熱いの










君の動きが鈍くなるたび


心が軋んで
苦しくなるの





最後まで

最後まで

そばにいさせて









泣くことも


本当に笑うことも


知らない君に



私は


愛を