「だってさ、早瀬の字綺麗じゃん。
 見やすくていいなと思って」



あまりにも予想外の発言に
私は目を丸くした。



何度も水沼君の声が
頭の中をぐるぐる回って
理解するのに時間がかかったが、

ほめられてるんだと気付いた途端
嬉しくて、恥ずかしくて…



顔を真っ赤にして、
あっありがと…と呟いた。