ケータイ小説 野いちご

未知の世界4

選択


あれから小児科の研修をなんとか終えて、他の科での研修も無事に終えることができた。





最初の頃と違って、早川先生には夕方になると検査室に連れて行かれては吸入をさせられ、すぐに帰宅。





幸治さんよりも早い帰宅をさせてもらっていた。





当直明けもなるべく早い帰宅をさせてもらい、体には負担にならないようにしてもらえたが、私の心の中は仕事を皆とできない悔しさがどんどん膨らんでいった。





私の口数も減っていった気がする。






前みたいに患者さんのことを考えられる日が減っていった。





あのバスの事故でやってきた悠斗くんは、大会に間に合って退院できた。





もちろんリハビリはまだ続けていて、サッカーに参加するにはまだまだ程遠いけど。





本人も自分の病気を受け入れられて、前に進んでるみたい。






前に進まないのは、私だけ・・・・・・。






一通りの研修が終わり、次は再び小児科に戻ってきた。






もうしばらく研修を経てから、医師として一人で仕事ができるようになる。







そしてその時にはどこの科にするかを決める。









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