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亜李朱side









彼女の話が終わった。









私は、なんと声をかければいいのか分からなかった








彼女は純粋にかれらを愛していただけなのに。








私という存在が彼女の気持ちを歪めてしまった










私は何故か彼女に手を伸ばし、抱きしめた











彼女は目を見開く









「あなたはひとりじゃないと思う。





私も少し前までは孤独で、何も感じられなかった。






でも─────────。







泣いたり、笑ったり、驚いたり。







まだ、遅くないよ。まだ、これからだよ。」