乱れた服を直し、
寝息を立てている真白を見る。


「これからは俺が傍にいるから。
約束するよ。」


夏樹も真白にもたれ掛かり少し眠った。


「あれ?真白?」


真白がいない。
不安になって外へ出てみる。


「ナツくん見て〜!
よくお姫様ごっこしたよね!」


滑り台の上で無邪気に笑う真白に安心し、
夏樹も昔を思い出して微笑んだ。


仄暗い夜明けの光が2人を包んでいた。



「真白、お腹すいただろ?
そろそろ帰るか。」

「うん。帰ろっか。」


帰りにレストランで朝ごはんを食べ、
2人とも休みだったため夏樹の家へ。