「……なぁ、いい加減起きろよ」 朝から夕方まで、結城の病室に入り浸る生活。 この生活は苦じゃない。 目の前の結城はちゃんと温かいし、生きてるってわかるから安心する。 学校で結城のことばかり考えているのよりもすごい楽だ。 ……だけどやっぱり、結城と普通に話したい。