「ごちそうさまでしたっ!」

パンっと、顔の前で手を合わせる。
少し多いかな?と思いながら盛り付けた料理は全て綺麗に無くなっていた。


「あっ!土産家に忘れたっ!取ってくるわ。」


立ち上がる黒宮さんに続き、私も立ち上がる。


「私もゴミ出すんで出ます。」


「………明日ゴミの日か。」


「あっそうですよ!黒宮さんちゃんと分別して出してくださいよ!」


「やべ、まだ集めてないわ。」


黙る黒宮さん。


「………今日だけとりあえずってことで……次回から……」


「ダメですっ!!」


頭をくしゃくしゃとしながら困った顔をする。


「分別わかんねぇもん。」


私はため息をつく。

「じゃあ、教えてあげますから。」


「じゃあ、手伝って。」