「はあぁぁ……」


カナからの衝撃のLINEに心を傷めたまま、いつも通りの朝がやってくる。



正直言えば、こんな事昔から良くあった。


彼女複数持ちなんて理解できないってね。


確かに、それはそうだとは思うけど……。



「おはよう。唯夏」


「おはよう! ――って君……!?」


家から出た瞬間声をかけられたから俺のファンかと思って、

朝から憂鬱なのこらえてスマイルであいさつ返したのに……。



「……何でここにいるの。っていうかほんと、名前で呼ばないで」


声をかけられた方にいたのは、秋濱っていう子。