「む~~~」

私は山のような課題を前に、一人唸っていた。

目の前には涼しげな顔で軽々と課題をこなしていく健吾。

一体何食べたらそんなに頭良くなるのよ!

……って、今はほとんど同じもの食べてるんだった…

(頭の作りがそもそも違っちゃってるってことだよね。)

「唸ったって答えは出てこないぞ。頭と手を動かせ。」

健吾が課題から目を離さずに言う。

「そんな事言ったって、わからないものはわからないんだもん!」

土曜の昼下がり、自宅のリビングにて、北見さより、ピンチです。