萊side

ガラガラガラー


「おい。お前ら遅刻だぞ」

「すみません。神先」


「まぁ、いいけど
次はねーぞー。」

やっぱ、神先こぇー。

何気に緩い時もあるけどな笑っ


つか、俺の席の隣、女なんて居なかったのに
なんで、いるんだ?


つか、綺麗な顔だな。


「つか、誰だてめぇ」

近くで見れば見るほど綺麗な顔してやがる。


「こんにちはぁ〜。
今日、転入してきたぁ〜
高谷 優里香ですぅ〜❤」

なんだコイツ。
顔は綺麗な癖してぶりっ子かよ。
まじ、最悪だ。

「キモッ。
近づくな。」

コイツも地位と顔が目当てだろ。
まじ、キモイんだよ。


「酷いですぅ〜
てゆうか。あなたはだれなんですかぁ〜?」


コイツ、俺らのこと知らねーの?

こっちの人間じゃなくても知ってると思ってた。
意外だ。


「俺らを知らないのか?
俺は池島 萊ってんだ。
まぁ、関わらねーけどな。」


こんな、ぶりっ子と関わりたくねーよ。

「そうなんですかぁー?
酷い事言わずにぃ〜。
関わりましょうよぉー。」

「チッ。」

舌打ちが聞こえたのかあいつは喋りかけてこなくなった。