「…人間じゃない?
…となると…精霊…さん?」
「はい。…私は精霊です。」
俯いていた顔を上げて、
だから大丈夫というように微笑んだ。
「…っ…そうなのか…。でも寒いだろ?
肌だって赤くなってる…。」
彼女の微笑みで固まったリヒトだったが、
彼女の寒そうな姿を見てやっぱり
放っておくことが出来なかった。
「大丈夫です。本当に…。
大丈夫ですから……。」
リヒトの言葉に大丈夫だとまた否定した。
彼女がどうすれば、
服を着てくれるか考えていると…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…