ケータイ小説 野いちご

究極のお一人様〜ソロウェディングはお断り〜

女嫌いを克服させろ

「で、どうする?マーメイドライン?それともプリンセス?」

「だから、やらないって言ってるでしょ」

出たくなかったけれど鳴り止まない電話に出ると、案の定花奈からどのドレスがいいかというソロウエディングの話だった。

修吾の部屋を掃除した日からもうすぐ一週間。

渋々、明日は二人で過ごしてくれることを承知してくれたからどこに行こうかと考えていたところだったのに。

修吾の外見や態度の変化に最初こそついていけなかったものの、やっぱり接すれば接するだけ変わらないところにホッとした。

掃除の日も二人でスーパーで買い物をして、たこ焼きパーティーをしたし。

なんだかんだ言って優しいところはそのまま。彼氏のフリも引き受けてくれたし、ソロウエディングなんてお断りだ。


「紹介できる男でもできたわけ?」

「だから、いるって言ってるでしょうが」

「どうせ、婚活か合コンで適当な男に頼み込んだんでしょ」

相変わらず花奈はバカにしたような口ぶりで私の話を全く信じようとはしない。


腹が立つ。確かに彼氏のフリを頼んだけれど婚活でも合コンでもないわ。

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