ドスッ……。
鈍い音がして、赤く染まる腹部を押さえながら、バタリと倒れる。
忘れていた・・・。
“この日が来る事を”



「ここは……どこ？」

そう言いながら、自分の手のひらをながめる。
間違いない、生きている……。
ガバッと起き上がって、周りをながめる。

「なにここー？」

そこは、一面雲とお花畑の天国のようなところ。

「私、やっぱり死んじゃったのかな……？」

腹部をのぞいてみても、傷跡なんて残っていない。
少し振り返って考えよう……。

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私の住んでいるルピアス大陸は、１００年に一度、第七世界神示と言うものが起きる。
第七世界神示とは、7つの災悪が起こる。
その7つの災悪である、“空から降る剣”に私は運悪く当たってしまったのだった。
災悪は、当たっても痛みはなく、いつの間にか当たっていて、死んでしまったと言う人もいるほどだった。
ママが勉強しろと、部屋に閉じ込めたのは、私がこうなると思ってやった事なんだと今さらながら理解した。
ママがなぜ口で言わなかったかと言うと、第七世界神示に関わる事は、第七世界神示当日には口に出来なくなるのだ。

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「何で忘れてたんだろ？ママ、ごめんなさい……。」

反省します……。