ケータイ小説 野いちご

Tokyo Dark Side

Chase!

雛罌粟の手を引いて、夜道を走る耕介。

「ま…待って探偵さん…もう走れない…」

呼吸を荒げ、雛罌粟が言うが。

「待ってられるか」

耕介は無理矢理に雛罌粟を引っ張った。

あの暗殺者達の事だ。

必ず追ってくる。

逃げられたから諦める…そんな甘い相手ではない事は、巽や倉本からも何度も聞かされた。

一度標的を決めたら、殺害を完遂するまで執拗に追い詰める。

巽や倉本が野獣ならば、あの暗殺者達は野獣を狩る、冷徹な猟犬だった。


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