「あら、雪ちゃん。いらっしゃい♡」
突然声がして、カウンターの下からヒョコッと一人の男性が顔を覗かせた。
『雪ちゃん』……?
……あ。
『津田雪哉』で『雪ちゃん』か。
よいしょと言いながらその人が立ち上がる。
歳は津田部長と同じか、少し上くらいだろうか。
短髪黒髪で、耳には鮮やかなルビーのピアス。背丈は津田部長と変わらない位あって、大きい。
ケータイ小説 野いちご
ワケあり上司とヒミツの共有
共有、お昼休み。
オーナー、ハナちゃん。
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