ケータイ小説 野いちご

出逢い糸

出逢い糸
一話







「ばいばーい」

「楽しんできてね……」

「何その顔。自業自得じゃん?」



グサッ



親友、岡崎 七海(おかざき ななみ)の容赦ない言葉が胸に刺さる。



自業自得なのはわかってるけどさー。




「ま、そんな顔しなさんな。また行けばいいじゃん?ね?」


「うん」

「頑張れ!応援してるから!…じゃ」

「ん。ばいばい」



毒舌だけど、必ず最後には優しい慰めの言葉をくれる七海の言葉に後押しされて、少しやる気になる私。



今日は、いつメンと遊びに行くはずだった。



だけど私は……数学の補習に捕まってしまったのだ。




しかも、いつメンの中で私だけ。




こんなに悲しいことはないよー、とか思いつつ補習の行われる教室に向かった。




だけど、その教室の前で思わず足が止まった。




七海いわく…

『これで補習に引っかかるやつなんて、そうそういないよ。ひなたくらいじゃない?』

らしい……




ホントに、私だけだったらどうしよ…。




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