ケータイ小説 野いちご

ここにあるもの。

キスで殺して



このまま
死ねたのなら
どんなに幸せだろうか

僕は飽きもせず
何度も思う


彼女と僕が交わる

この瞬間


いつか離れてしまう前に
いつか思い出になってしまわぬ前に


このまま


彼女に酸素を奪われて
窒息死できたなら

彼女に舌を咬み切られ
死ねるのなら


僕は幸せ者だ

幸福の中で
この世界をあとにするのだから


< 8/ 19 >